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ハワイの不動産選び「海側vs山側」「高層vs低層」どっちが得?

ハワイで暮らそうと家探しをするときに必ず話題になるのが、海側か山側のどちらの家がいいかということ。同じように高層階か低層階のどちらがいいのか気になるところです。それぞれのメリットとデメリットを考えて、どちらがお得なのか考えてみましょう。

1. 海側オーシャンビューの不動産のメリット3つ

ハワイに自宅やセカンドハウスを持つのなら、やっぱり美しい海が見える部屋は最高です。そんな海側に面したオーシャンビューの家のメリットについて考えてみます。

ハワイに住んでいることを毎日実感できる

朝目覚めても、昼間でもいつでもコバルトブルーの海が自宅から見えるなんて最高の贅沢です。まるで写真や絵のような風景は、お金には換えられない価値を生活にもたらしてくれることでしょう。

資産価値が高い

ハワイの不動産はオーシャンビューだと全体的に値段が高くなります。これにダイヤモンドヘッドも眺められるとなれば、さらに価値はアップします。万が一不動産を売却することになっても、オーシャンビューの部屋は資産価値をキープできる物件と言えます。

賃貸に出した場合の賃貸価格が高くなる

もし日本に長期で戻ることになった場合や、不動産投資をしてバケーションレンタルに出す場合など、賃貸として部屋を貸し出すことを考えるでしょう。そんな賃貸物件としても、海側のオーシャンビューの部屋は賃貸価格が高くなる傾向にあります。

2. 海側オーシャンビューの不動産のデメリット3つ

オーシャンビューの物件というといい事づくめのような気がしますが、そんなこともありません。次のようなことが欠点となります。

部屋が暑くて冷房費が高くなる

海側のオーシャンビューの不動産は太陽の光もさんさんと降り注ぐため、夏場はかなり暑くなります。そのため冷房代(電気代)がかかることを覚悟しておかなければなりません。特に西向きの部屋は、美しいサンセットを望める代わりに、午後は部屋がかなり暑くなります。

紫外線による家具の劣化が進みやすい

部屋の隅々まで太陽の光が差し込むオーシャンビューの部屋は、床材や家具なども紫外線による劣化が進みやすくなります。

販売価格が高い

オーシャンビューの不動産は、海の景色が素晴らしければ素晴らしいほど高くなります。売却する場合の価格も高いですが、所有するための購入価格も高くなります。

3. 山側シティビューの不動産のメリット3つ

では次に海とは逆の山側、シティビューやマウンテンビューの不動産の場合、メリットはどうでしょうか?

販売価格がオーシャンビューの物件より安い

ハワイでは海が見える物件は販売価格が高くなると上述しましたが、つまり山側を向いた不動産物件は低めになるということ。ハワイの不動産市場はどんどん上がっているため、マーケットの中でも比較的低めの価格で購入することができる点はメリットと言えます。

涼しくて過ごしやすい

山側を向いた部屋は、太陽の光が直接届かない分かなり涼しく快適に過ごせます。特に山側の住宅や、高層階の部屋などは、風が通り抜けてエアコン要らずという家庭も多いでしょう。夏場でもエアコンをつけずに過ごせることは、電気代の高いハワイではかなりのメリットです。

夜景がきれい

これは物件次第ではありますが、もし山やホノルルの街並みが望める場所であれば、きれいな夜景が望めると期待できます。ホノルルの中心部は海から山側にむかってなだらかな傾斜に家々が建っていて、夜になると美しいシティビューが眺められます。筆者も初めてハワイに来たとき、ワイキキから山側を望む部屋に滞在し、あまりの夜景の美しさにビックリしました。

4. 山側シティビューの不動産のデメリット3つ

海側に比べて資産価値は低め

山側を向いた不動産は購入価格も低めですが、売却しようと思ったときの価格も海側の物件に比べると低めになります。

太陽が当たらない

ホノルルは、海側というと南東~南西方向を向く物件になり、山側は北側を向いた物件ということ。つまり太陽の光が当たらないため、日当たりという観点で考えると不十分といわざるを得ないでしょう。ただし、外は南国の太陽が照らしていて明るいため、東京都心の北向き物件のような、部屋が暗くなることはあまりないでしょう。

ハワイらしさを感じにくい

私たちは明るく輝く海や太陽を見て、ハワイにいることを実感できるもの。だから北向きの自宅にいると、ハワイに住んでいるということはなかなか実感しにくくなるかもしれません。

5. 高層コンドミニアムのメリット&デメリット

では続いて、ハワイのコンドミニアム(マンション)で、高層階と低層階について考えてみましょう。まずは高層階のメリットとデメリットです。

メリット:最高の絶景を眺められる

ハワイの高層コンドミニアムというと、40階建てのものも。30階や40階といった高層の部屋からの眺めは、素晴らしいの一言です。さらに物件によっては、毎週金曜日の夜にヒルトンで打ち上げられる花火や、年に何度もある様々なイベントの花火も自宅から眺められるでしょう。

参考:
【ハワイの花火】独立記念日・年越し等花火イベント一覧まとめ
【ハワイの花火】ヒルトンの花火開催曜日・時間&花火が見えるレストラン一覧

メリット:資産価値が高い

日本のマンションでもそうですが、階数が上がるほど不動産の資産価値は高くなるもの。高層階ほど高い金額での取引が可能です。

デメリット:エレベーターが止まると不便

ハワイは日本のように頻繁に地震は起きませんので、高層階だからといって地震の不安を感じる必要はあまりありません。しかし、エレベーターの故障などは日本より起こりやすく、もしもエレベーターが使えなくなった場合はかなりの不便を感じるはず。

筆者は21階の家に住んでいたことがありますが、一度エレベーターに閉じ込められ(救出してもらいましたが)、さらにエレベーターが使えず、階段で出勤したことがあります。

デメリット:子どもがいる家庭は心配

高層マンションといってももちろんラナイ(ベランダ)には高い柵があるものですが、それでも小さい子どもがいる家庭の場合は、心配はつきものでしょう。

6. 低層コンドミニアムのメリット&デメリット

次は、低層階の物件についてです。

メリット:購入価格が低め

不動産の販売価格は階数が高いほど高くなりますから、高層階の物件は自分の予算オーバーであっても、低層階なら購入できる場合もあります。

メリット:緊急時&外出時に便利

低層階なら、緊急の事態や外出するときにもすぐに外に行くことができるから、便利です。

デメリット:景色がイマイチ

低層階であれば、自宅の部屋からの景色はあまり期待できません。周囲に高い建物があれば、それによって景色も日当たりも遮られるかもしれません。

デメリット:治安面で不安

人が簡単に侵入できるような低層階の場合、治安面で不安があることは否定できません。また車や通行人の声が気になる場合もあるかもしれません。

7. 「海側vs山側」「高層vs低層」お得はどっち?

では、最終的なジャッジを。

まず海側と山側を比べた場合、これはかなり好みとライフスタイル、さらに予算によって変わるでしょう。もしもハワイに長く暮らしていく方で、予算のことも考えたいのなら、海側にこだわらずに山側も視野に入れてもよいかと思います。もしもセカンドハウスとしてハワイに不動産を所有するのなら、ハワイらしさを考えて海側にしても良いですね。

そして高層階か低層階の件については、ペントハウスのようなトップクラスの高層階にこだわると購入価格が高くなるため、予算にあわせて階数は選んでも良いかもしれません。

「海側vs山側」「高層vs低層」どちらが良いかは、一概には言えませんが、それぞれの不動産購入の目的とどんな暮らしをしたいのか、予算もあわせて、考えてみると良いでしょう。

参考:
【ハワイに住むには?】賃貸の住宅編:家賃の相場・住宅の探し方
ハワイ暮らしの現実は…ハッピーだけじゃない「ツライと感じた事」10個
ワイキキで銃による殺人事件が勃発!ハワイの有名観光地で起きた事件5選

Hawaii Milestone

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