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ハワイのワクチン接種状況は?旅行に必要なワクチンパスポートとは?

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ハワイのワクチン接種スケジュールは?旅行に必要なワクチンパスポートとは?

2021年秋に接種率7割を突破したハワイ。2020年12月から開始したワクチン接種スケジュールと現在の状況を詳しくご紹介。ハワイの最新のワクチン接種状況や「ワクチンパスポート」についてもご紹介します。

1. 【最新】ハワイのワクチン接種状況は?

まずハワイの最新のワクチン接種状況についてご紹介します。ハワイ州保健局発表のデータは、以下の通りです。

ハワイ州の人口の77.4%、205万9,716回分を接種済み(10月7日発表)

ハワイ州でワクチンを接種した人 ハワイ州全人口の77.4%

※2021年10月7日時点で、ハワイ州の人口約140万人のうち、77.4%が1回目の接種を終え、69.2%が2回とも接種を完了しています。
※2021年4月19日より、下記の接種スケジュールの「フェーズ2」の段階になりました。

参考:ハワイ州保健局発表 新型コロナウイルス ワクチンデータ

ハワイの新規感染者数(2021年10月5日発表)

ハワイ州の7日間平均の新規感染者数 304人
(ホノルル郡 166人/マウイ郡 30人/ハワイ郡 54人/カウアイ郡 28人)

参考:ハワイ州保健局発表 新型コロナウイルス 感染者数データ

2. ハワイのワクチン接種スケジュール

ハワイ州保健局が定めたワクチン接種スケジュールによると、接種の優先順位の高い順に、フェーズ1a、1b、1c、フェーズ2の4段階で接種計画が立てられています。

参考:ハワイ州接種スケジュール

フェーズ1a(医療従事者・長期介護施設入居者)

  • 医療従事者 推定人口57,000人(ハワイ州全人口の5%)
  • 長期介護施設入居者 推定人口11,000人(ハワイ州全人口の1%)

フェーズ1aの接種は、2020年12月初旬から開始されました。

フェーズ1b(75歳以上の高齢者・フロントラインエッセンシャルワーカー)

  • 75歳以上の高齢者 推定人口103,000人(ハワイ州全人口の9%)
  • フロントラインエッセンシャルワーカー 推定人口126,000人(ハワイ州全人口の11%)

フロントラインエッセンシャルワーカーには、消防士、警察官、救急職員などが含まれます。フェーズ1aの接種は、2020年12月22日から開始されました。

フェーズ1c(65~74歳の高齢者・16~64歳のハイリスクの方・エッセンシャルワーカー)

  • 65~74歳以上の高齢者 推定人口114,000人(ハワイ州全人口の10%)
  • 16~64歳以上で新型コロナウイルス感染症で重症となるリスクの高い方 推定人口344,000人(ハワイ州全人口の30%)
  • フェーズ1bに該当しないエッセンシャルワーカー 推定人口80,000人(ハワイ州全人口の7%)

2021年3月15日より、フェーズ1Cの段階になりました。

フェーズ2(16歳以上の残りの方)

  • 16歳以上の残りの方 

2021年4月19日より、フェーズ2の段階になりました。

ハワイのワクチン接種スケジュールは?旅行に必要なワクチンパスポートとは?

3. 2021年夏には通常の生活に戻れる?

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、ハワイでは順調に新規感染者数が減少していますが、気になるのはいつになったら以前のような生活に戻れるか、ということ。米国立アレルギー感染研究所のファウチ所長は2020年12月、2021年秋までに接種が進み十分な集団免疫を獲得できた場合、アメリカは2021年秋までに従来のような生活を取り戻すことができると発表しました。

しかし2020年1月に就任したバイデン大統領は、トランプ前大統領のワクチン接種プログラムが不十分と批判。大統領就任から100日以内に、1億回分のワクチンをアメリカ国内に供給するという公約を表明しています。当初は供給量が追いつかず、供給不足の問題が出ていましたが、その後解消。2021年の独立記念日(7月4日)には正常の生活に限りなく近づくことを目標にしています。

一方で、アメリカの食品医薬品局(FDA)は2021年2月27日、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認しました。このワクチンは1回の接種で完了します。これによってアメリカでは、ファイザー、ビオンテック、ジョンソン・エンド・ジョンソンの3種類のワクチンが使えることとなり、供給量増加が期待されています。

接種率70%でコロナ関連規制を全撤廃へ

また2021年6月4日、ハワイ州のイゲ知事はハワイの人口のうち70%が2回ともワクチン接種を完了した時点で、全ての新型コロナウイルスに関する規制を撤廃すると発表しました。これにより、マスク着用義務や渡航規制、各種ビジネスの規制が撤廃され、コロナ前の生活に戻ることになります。現地メディアの報道では、接種率70%に達するのは、2021年夏~秋頃と予測すると報じています。

しかし2021年夏に、デルタ株によるハワイで感染者が急増したため、イゲ知事は接種率70%での規制撤廃について撤回しています。(2021年10月アップデート)

参考:米、来秋までにコロナ制御へ ワクチンで集団免疫=ファウチ氏(ロイター通信)
接種1回のジョンソン・エンド・ジョンソン社ワクチン、米当局が承認(BBC)

4. ハワイのワクチンパスポートが開始

ハワイでは接種を受けた人に対して、自己隔離免除とする「ワクチンパスポート」の導入が始まりました。2021年5月11日より、州内の隣島間渡航に限ってハワイ州住民のみに、このシステムをスタート。また7月8日より、対象が米国本土に拡大されています。

5. ハワイ住民は接種に前向き

ワクチンの接種が新型コロナウイルス終息には欠かせない一方で、日本や世界各国でワクチンの安全性に対して、不安を感じる方が多いことも事実でしょう。しかしハワイでは、最新の調査で住民の多くがワクチン接種に対して前向きに受け止めていることがわかっています。

ハワイ州保健局が445人のハワイ州住民へ行ったアンケート調査で、回答者の91%が「ワクチンの接種を受ける」と回答。以前行った同様の調査では、接種希望はおよそ50%だったので、住民の多くがワクチン接種を好意的に受け止めていると言えそうです。

参考:More Hawaii residents now open to COVID-19 vaccine, says state health department(Khon2)

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